LIGHT-RTM成形
L-RTMとは下型に基材を敷詰め、上型を真空圧で型締めして型内に樹脂材料を投入・成 形する工法です。通常のハンドレイアップやスプレーアップのG-FRP製品と異なり裏表とも平滑面となる為、一般的な樹脂成形品と同様な品質を実現しています。
私たちはL-RTMの言葉の持つ意味を独自に解釈し、より効率よく成形することをテーマとして、限られたスペース、時間、人を有効に活用する為に、設計段階から最終製品の有り方を模索しております。
L-RTMへの取り組み
製品実現の3大要素であるQCD(品質、コスト、デリバリー)を念頭にFRP製品のL-RTM化を推進しています。
L-RTMに最適化したデザイン、設計
- 組立工順の簡素化
- 軽量化
- インサートによる2次加工の低減
- 歩留率の向上
機械加工と型作成
- 型材質の多様化
- 工期の短縮
- 工程能力の適正化
- 治工具などの水平展開
量産化
- 仕掛品の削減
- タクトと生産量の計画生産
- ロボット導入による省力化
- デジタルスキャナーによる品質保証
工法比較
型に掛かる初期投資と生産数量の分布から、FRPの従来工法と比較した場合の、L-RTM化が可能な領域を示す図です。
ハンドレイアップや スプレーアップと同様のFRP成形型を使用する事により初期投資を抑え、RTM成形による、成形サイクルの効率化で生産数量の拡大が可能となります。